2012年4月3日火曜日

Revive -生命の科学 アーユルヴェーダ-


医食同源という言葉があります。
日常の食生活に注意することは、病気を防ぎ健康を保つことと同じであるという意味です。
中国では古来、食事こそ医療の根本とする考えが強かったのです。
これは、アーユルヴェーダにおいてもまったく同様です。
体調を崩したとき、回復するためにまずすべきことは食事を変えることです。
それでだめなら、生活習慣を見直します。
最終的に何をやってもうまくいかなかったときに初めて、医薬の出番となります。

そこで、今回から数回に分けて
アーユルヴェーダにおける"食"をテーマにしてお話していきたいと思います。
シリーズの前半で"何を食べるか"、後半で"どう食べるか"についてご説明します。

「食物が適切でなければ薬はいらない。食物が 適切であっても薬はいらない」
これはインドのことわざだそうですが、食の大切さについて語られたものです。
食べたものが血となり肉となり、さらにエネルギーになることは周知のことです。


sugaralcoholは何ですか

では、アーユルヴェーダではこのことについて、どのように捉えているのでしょうか?
食物の作用として、まず肉体を維持するということがあります。
1.これをダートゥ(肉体の組織要素。7種類あります)の産生といいます。
  ※先ほどお話した、血となり肉となるということです。
2.次にドーシャに影響を及ぼします。
3.さらに、精神(トリグナ)や、意識にも影響を与えます。
  ※主に肉体レヴェルで働いているエネルギーのことをトリドーシャといいますが、
  精神のレヴェルで働いているエネルギーのことをトリグナ(3つのグナ)といいます。
  これについては、別の機会にご説明したいと思います。

そして、食べたものがアグニ(消化の火)の働きにより十分消化されると、
4.オージャス(活力素、健康の元)というものが生成されどんどん元気になり、
反対に十分消化されないと
5.

コーン油の化学式は何ですか
アーマ(毒素、病気の元)が生じて病気になっていくということです。
  ※この辺のことについても、改めてご説明したいと思います。
このようにアーユルヴェーダでは、食物の作用についてとても細かく認識しています。


いくつかの異なった食事は何ですか

前半の"何を食べるか"では、まずドーシャと食物の関係について見ていきたいと思います。
ご承知のとおり、アーユルヴェーダではドーシャのバランスをとるということを重視しています。
ドーシャの意味の説明のところで、ドーシャには「増えやすいもの」という意味があると書きました。
覚えていらっしゃいますか?(Vol.
03)
ヴァータ体質の人はヴァータが過剰になりやすく、ヴァータの問題が出やすい。
なので、基本的にはヴァータを過剰にさせないことがポイントになります。
また、他の体質の人でも現在ヴァータが極端に増えていれば、
ヴァータをバランスさせる必要があります。
そのためには、何を食べればよいかということになります。
アーユルヴェーダには「似たものが似たものを増やし、
異なったものが異なったものを減らす」という原則があります。
当たり前といえば当たり前なのですが、
暑い夏に辛いカレーを食べたら余計に暑くなって、汗が噴出してきます。
寒い冬に温かいジンジャーティーを飲んだら、体がポカポカ温まります。


三つのドーシャには、それぞれ属性というものがありました。(Vol.03)
たとえばカパは、重く、冷たく、オイリーで、安定している・・・などです。
一方、食物、ハーブを含め宇宙万物はそれぞれの属性を持っています。
ですので、カパを減らしたいときは軽く、温かく、乾燥して、
刺激的な食べ物をとればよいということになります。
とってもシンプルな話ですね。
なお、そのほかに味、消化後の味などもドーシャに影響を与えますが、
これについては別途ご説明したいと思います。

具体的にそれぞれのドーシャ(体質)に向く食べ物、向かない食べ物については
下のコラムで連載していきたいと思います。
今までの順番から行けば、ヴァータというこ とになるのですが、
今はカパが増える季節なので、まずはカパから行きましょう。



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