ディベート対決 日本初! 「糖尿病治療に低炭水化物治療食は是か非か」結果
「糖尿病治療に低炭水化物治療食は是か非か」
是 江部康二
非 久保 明
日本病態栄養学会 年次学術集会 2012年1月15日(日) in京都
会場には入りきれないくらいの聴衆が集まったようです。
予備席も足りず、立ち見、そして急遽会場外にもテレビをセットしたようです。
約1,200名の参加者を見たとのことです。
それだけ【糖質制限食】に対する関心が高まったということでしょうか。
ドクター江部のブログにも、コメント投稿者を含めて、その熱気が伝わってきます。
大成功とコメント投稿者は述べておられます。
江部康二医師も十分にご自身が持てる力を発揮されたようです。
(ここからドクター江部のブログから一部引用)
会場からの質問も多かったですが、一つ一つ丁寧に回答できて、質問に答える過程で自分の主張を展開することができて、雰囲気はとても良かったです。
会場からの質問は好意的なものが多く、私への質問がほとんどでした。
結果として私が久保先生より、かなり多く話したと思います。
なお久保先生はディベート冒頭で
「スタッフが江部先生の糖質制限食の講演を聴いたことがあり、良いお話しでしたと報告を受けました」
とエールを送っていただきました。
食品ほてり
実際少なくとも、短期的には糖質制限食の効果は認めておられたので、糖質制限食賛成派になっていただけるかもしれないと思いました。(^^)
とても有意義なディベートセッションでした。(^-^)v(^-^)v
(引用ここまで)
ドクター江部のブログでは、残念ながらディベートについて、その結果についての記述が見られません。
話は少しずれますが・・・
私は社会教育の分野で、40年にわたり青少年指導に携わってきました。
子どもたちのキャンプやスキースクールをはじめ、その保護者の育成、青少年指導者の育成、企業の若手指導者、管理職の育成など、ハウツーではなく、在り方、姿勢、心構えなど人間を指導する経験を積み重ねてきました。
自分独自の指導理念を作り上げました。
その基本にグループ経験を通じて青少年を育成する私の取り組みがあります。
すべての【プログラムは手段、媒体】である、と考えてきました。
活動を指導するのではなく、人間を指導する、これが私の姿勢です。
話を戻しましょう。
とても有意義なディベートセッションでした。
ドクター江部は最後の言葉として、このように述べておられます。
毎日の水分摂取量と体重減少
しかし、私には物足りなく感じられます。
なぜなら、ディベートの成功が目的ではなく媒体・手段として捉えるなら、日本糖尿病学会のガイドラインに選択肢として取り入れられるところまで確かめたいからです。
以下の私の記事をご覧ください。
---関連記事---
2011年12月11日01:18
日本初の対決「糖質制限食 VS カロリー制限食」
ディベートなら、是か非か、必ずどちらかに勝敗が決められます。
実際にディベートとして運用されるのか?
座長がディベートを理解していて、運営できるのか?
糖質制限食ではなく、低炭水化物食治療食とした主催者の意図は何か?
ディベートの結果はどうだったのか、是だったのか?、非だったのか?
私が最も気になるのが、是か?非か?の結果です。
座長に関しては、ドクター江部の記事に記述は一切ありません。
座長である日本糖尿病学会理事長が、低炭水化物治療食を是と認めたならば、
ガイドラインに「カロリー制限食」とともに選択肢の一つとして「糖質制限食」を加える必要があるでしょう。
江部康二医師をはじめ、私たちが最終的に狙いたいのは、この1点です。
緊急時の重量損失の食事療法
それだけはどうしても避けたいという意図が座長にはあるのでしょうか。
糖質制限食ではなく、低炭水化物治療食というタイトルをつけたことが、その予防線とも受け止められます。
医療ジャーナリズムが、当然公開しなければならない調査結果や研究結果などを公開しないというこれまでの経緯があります。
今回はどうなのか、しっかりと確かめる必要があります。
今回のディベートセッションをYoutubeかDVDに記録して、公開するという配慮が主催者側にあるのでしょうか。
江部康二医師の糖質制限食のテーマについての登壇の機会を、本丸の日本糖尿病学会ではなく、日本病態栄養学会を選択した理由は何か?これも疑問のひとつです。
江部康二医師のご健闘にエールを送るとともに、更なる糖質制限食の普及を願ってやみません。
おまけ-------------
糖質制限食実践中
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「糖質制限食」に関しては日本一の指導者である京都・高雄病院理事長 江部康二医師をサポートし、応援するグループを育てたいと考えグループを設立しました。
ドクター江部のブログの読者、著書の購読者、高雄病院への入院経験者、江部康二医師の外来患者、著書を読んで糖質制限を実践している人、その他血糖値が気になる人、糖質制限食を検討中の人・・・
江部康二医師のサポーターとして糖質制限食のさらなる普及のために、皆さんの力をお借りして盛り上げていければと考えています。
またお互いの情報交換や提案なども大歓迎です。
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日本病態栄養学会「糖質制限食VSカロリー制限食」ディベートセッション
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