猫の食事と病気
ここ最近のペットブーム、猫を飼っておられる方が随分と増えました。
もともと猫好きの方に加えて、犬は散歩に行ったり体格も比較的大きく無駄吠えなども多少あるという理由から飼うのが困難であっても、猫なら一人暮らしで留守にしがちの方にでも飼いやすいとの理由で猫飼いの方が増えてきました。
猫は犬に比べて比較的あまり水を飲みません。生物に必要な水は、体内の水分補給に付け加え、体を中和する働きでもあるのです。だからこそ十分に摂らなければいけないものなのです。
homemedeのitiching粉を作る方法
実は猫と腎臓病には深い関わりがあります。猫は犬に比べて腎臓病にかかる割合が非常に多く、おそらく猫の死の最大の要因は腎不全であろうと思われます。腎不全になってしまえば直る見込みがなく、緩和治療にとどまるということになります。これには水分摂取量が大きく左右しますがそれだけが理由ではありません。
猫のドライフードには塩分が多く含まれています。ドッグフードよりもかなり多くの塩分含有量です。これら、腎臓への負担が大きいかもしれません。
では人間と同じメニューのご飯や、また昔ながらの猫まんまであればよいのでしょうか?いえいえ、それは大きな間違いです。
人間の食事は人間の味覚にあわせて味付けしてありますので、薄味であっても塩分や数々の調味料が使用されています。醤油にも塩分は含まれているのですから。
ではねこまんまであればよいと思いますか??昔はご飯の残り物に煮干や鰹節、焼き魚や煮魚などの食べ残しを混ぜたり、味噌汁をぶっ掛けたりしたものを与えたりしていたようです。これら残り物などを混ぜたようなご飯を猫の餌という意味合いでねこまんまと言われてきました。
そうなんです。猫の餌には魚というイメージがありますね。キャットフードに魚を使用しているのは日本だけなのですよ。これは、日本は海に面していて魚が豊富である事から与えられるようになったようです。
魚は栄養豊富ではありますが、ねこまんまは不飽和脂肪酸で酸化した油脂により黄色脂肪症や栄養の偏りによる神経炎や、ヘルニアなど様々な病気を引き起こしかねません。猫は消化管が短いために澱粉などを消化する酵素が少ないのです。
それに鰹節や煮干のような乾燥物では水分が摂取しにくいですし、マグネシウムが多く含まれていますから尿石になりやすくなり、これがまたストルバイト尿石症を発症する可能性に繋がるのです。
もっと怖いことは市販されている鰹節や煮干には酸化防止剤(BHA又は抽出� ��タミンE)が使用されているということです。
また、猫はタウリンやアルギニンの必要量が体重1kgに対して7gですが、犬は4.8gです。猫にとってタウリンやアルギニンがどのくらい必要かがわかりますね。
タウリンとは生体内で最も重要な働きをする含硫アミンの一種です。猫は自身の体内でタウリンを合成する酵素を持っていないのです。そのために、食事から摂取しなければいけない最も重要な栄養素なのです。
アラキドン酸やタウリンは動物性に多く含まれています。猫は犬よりも肉食性の動物であるため、高タンパクな食事が必要であることがわかります。
本来、猫科の動物は砂漠の生物であり、動物の肉や内臓を好んで食べ、魚とは縁のないところに住んでいたということを考えてみてください。
その動物性の肉の中でも一番安全な肉は馬肉なのですよ。
なぜなら、馬は他の牛や豚と違い体温が5〜6度高いために寄生虫がいません。そのために抗生物質などを打つ必要性もありませんから、最も安全な肉だといえるでしょう。
また、馬肉を与える場合にも、猫科の動物であるトラやライオンと同じように生で与える事をお勧めします。これには訳があります。
肉の酵素は48度前後で壊れてしまいます。ですから、熱を加えて酵素が壊れるより、生のまま与える方が栄養も失わず肉の酵素も壊さずに与える事ができるのです。馬肉を与える際には生のまま新鮮な肉を与えましょう。
生の肉にはもともと素材自体に水分が含まれています。ですので乾燥もののドライフードや鰹節と比べても水分補給に少しなりますね。
因みに猫は肉食動物なのですから、野菜もほとんど必要としません。
0 コメント:
コメントを投稿